洗面所の混合栓とは? 交換時に知っておきたい種類とタイミング・手順まとめ 混合栓を交換してみよう! おさえるべき種類・タイミングの目安・ポイントも解説




洗面台にある混合栓とは、水とお湯の両方が蛇口から出る水栓金具のことです。レバーやハンドルを動かして、出る量や温度を調節できる仕組みになっています。

そんな混合栓は種類が複数あり、交換の際は互換性のチェックが欠かせません。とはいっても、自宅の洗面に合う混合栓が分からない方は多いでしょう。

そこで本記事では、混合栓の種類と特徴を紹介したうえで、交換タイミングの目安や実際の交換手順まで一挙解説していきます。


■混合栓の種類と特徴




洗面台に見られる混合栓の種類・特徴は、以下のとおりです。

・シングルレバー式:現在の主流で、一本のレバーで吐水・止水・温度調節ができるタイプです。レバーを上げ下げする2タイプがありますが、2000 年にJIS(日本工業規格)によって「レバーを上げると水が出るタイプに統一」されています。

・ツーバブル式:2つのハンドルと1つの出口があり、ハンドルをひねると水・お湯が出るタイプです。ひねったぶんだけ水量が確保でき、ひねり具合で温度を調節できます。昔ながらの洗面台によく見受けられます。

・サーモスタット式:自動温度調節機能が内蔵されているタイプです。水圧や水流の変化を受けないため、設定した温度の水が安定して放出されます。洗面によくあるのが、シャワーヘッド付きです。

なお、既存の混合栓の種類によって、交換できるタイプが変わります。たとえば、ツーバブル式からサーモスタット式への移行は困難なケースがほとんどです。混合栓を交換する際は、現在のタイプとの互換性をチェックしておきましょう。


■混合栓交換のタイミング




混合栓を交換するタイミングは、10年を一つの目安にしてください。交換のタイミングが遅れるほど、壊れたパーツが生産終了していたり、全体的な劣化により次々に不具合が生じたりする可能性が高まります。

なお、10年に至らなくても、「このようなトラブルや不具合が見られたら交換を検討すべき」といったポイントを後述していきます。


□水漏れが発生したとき


本来出るべきではない箇所から水が漏れるときは要注意です。日々上げ・下げしたり、ひねったりするレバーやバブルの接続部分は、劣化しやすく故障しやすくなっています。シングルレバー式ならカートリッジの劣化、またツーバブル式はパッキンの劣化により水漏れが起こりかねないのです。


□ハンドルやレバーの動きが悪くなったとき


シングルレバー式・ツーバブル式によくあるトラブルが、ハンドルやレバーが動かしにくくなることです。「キーッ」という甲高い音を伴う場合もあります。これらはレバーを結合しているネジの緩みやカートリッジの劣化、水道水に含まれるミネラル成分で錆びている可能性が考えられます。本体まで錆び付いてしまっている場合は交換必須です。


□温度調整がうまくいかないとき


長らく使用している混合栓でよくあるのが、温度調整がうまくいかないトラブルです。「お湯が出ない」「すぐにお湯から水へと切り替わってしまう」といった場合、パーツ交換だけでは対応できないケースが多々あります。水道管から点検しなければいけない事態にも陥りかねないため、早めの交換を検討しましょう。


□蛇口にぐらつきが見られはじめたとき


混合栓のビスが緩んだり外れたりすると、蛇口がぐらつくおそれがあります。そのまま放置すると根元から水が漏れて台座が劣化し、最悪のケース、根元から折れてしまいかねません。 混合栓と台座の間に生じた隙間から漏れた水で、シンクが傷んでしまう場合もあるため要注意です。


■混合栓交換時に確認すべきポイント




新しい混合栓を選ぶ前には、あらかじめ既存の「混合栓の種類」と「取付け穴のサイズ・取付位置」の確認が必須です。それぞれ詳しく解説していきます。


□現在使用している混合栓の種類


まず確認しておきたいのが、既存の混合栓の種類です。先述のとおり、混合栓の種類によって交換可能なタイプが異なります。異なるタイプを誤って購入してしまうと、おおよそ取り替えられません。洗面にどのタイプが使われているか確認しておきましょう。


□取付け穴のサイズと位置


混合栓の種類と一緒に確認したいのが、取付け穴のサイズと位置です。混合栓を取り付けるための穴は1つもしくは2つで、一箇所あたりの穴のサイズは直径33~39mmが一般的と言われています。穴のサイズはメーカーのカタログでも確認可能です。

なお、取付け穴が2つの場合、穴同士の距離も計測しておかなければなりません。距離が少しでも違うと、うまくハマらない可能性が高くなります。なお、各メーカー共通の規格となっている2つ穴タイプ(ツーホールタイプ)の距離は102mmなので覚えておきましょう。

また、混合栓の取り付け位置は壁もしくは台座です。壁付けタイプなら壁付けタイプを、台付タイプなら台付タイプの混合栓を選びましょう。


■混合栓の交換方法とは?


混合栓を交換する時のポイントを確認したら、次は実践編です。ここからは、混合栓の交換に必要な道具と、壁付・台付きタイプ別の手順を解説していきます。

□必要な道具


混合栓の交換に必要な道具は、以下のとおりです。

・モンキーレンチ(六角レンチ)
・プラス・マイナスドライバー
・シールテープ ※壁付タイプのみ必要
・タオルや雑巾
・洗面器やバケツ
・使い古しの歯ブラシ など


□壁付タイプの交換手順


壁付タイプの交換手順は、以下のとおりです。

(1)水栓を閉め、水が出ないか確認する
(2)モンキーレンチで固定用のナットを外す
(3)クランクを回して外す(反時計回し)
(4)給水管の穴をキレイに掃除する
(5)クランクを仮で設置し、回転数と高さを確認する
(6)クランクにシールテープを巻く(目安は10回前後)
(7)給水管にクランクを仮で取り付ける ※
(8)クランクに混合栓本体を取り付け、傾きを調整する
(9)元栓を開け、水が出たら完了

※給水管にクランクを取り付ける時は、「へ」の字になるように、一旦仮置きするのがポイントです。この時点で高さを固定してしまうと、後々ズレが発覚しても思うように直せず、水漏れの原因になりかねません。(8)で平行にすればOKです。


□台付タイプの交換手順


台付タイプの交換手順は、以下のとおりです。

(1)水栓を閉め、水が出ないか確認する
(2)洗面台下の扉を開け、固定用ナットを外す ※1
(3)混合水栓と台座とを切り離し、混合栓を給水ホースごと引き抜く ※2
(4)止水栓に付属する逆止弁を交換する
(5)台座と混合栓を取り付け、六角レンチで固定する
(6)新しい給水ホースを取り付け、ナットで固定する
(7)水栓を開け、正常に水が出たら完了

※1 固定用ナットを外す時は、洗面台下が水浸しになるのを防ぐため、扉内にタオルや雑巾を敷いておくことをおすすめします。
※2 混合水栓と台座を切り離す方法は2つです。水栓の根元にある穴に六角レンチを差し込む、もしくは洗面台下にあるナットを緩めると接合を解除できます。


■ミズノハナの洗面ボウルセット




水栓と一緒に交換が必要となるのが、手洗い後の汚れた水などの出口となる排水まわりのパーツです。

フローバル株式会社では、水栓(蛇口)と排水金具、排水トラップ、洗面ボウルの4点がセットになった「洗面ボウルセット」を多数展開しています。

洗面ボウルはマットでモダンな印象のホワイト・ブラック、光沢感がエレガントな印象のメタリックなど、複数の質感・カラーからお選びください。

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□まとめ


交換タイミングの目安である10年に差しかかったタイミング、もしくは「吐水口以外のところから水が漏れる」「蛇口をひねると異音がする」といったトラブル時は、混合栓の交換を検討してみてください。

洗面の混合栓を交換する際は、まず既存のタイプを理解しておくことが大切です。違ったタイプを選んでしまうと、うまく取り付けられず二の足を踏む可能性があります。適切なタイプの混合栓・交換タイミング・交換方法を守り、正しく交換しましょう。


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